見せかけのダダコネ

キッズヨガでの出来事

日ごろ自分の気持ちをため込むお兄ちゃん。
親子でポーズをする場面や、マッサージをする場面でも、「自分で出来るからいい！」と
ママからすり抜けます。
すり抜けた後は遠ーーーーーくからママの事をちらちら見ています。
キッズヨガに数回参加するうちに、ママもお兄ちゃんの心のカラクリ、
見せかけのダダコネや頑張り、応援してほしい気持ち、かまってほしい気持ち、ママの事を心配する気持ちがあることを知って関わり方が素敵に上手になってきていました。
夜も眠れるようになって来たし、なかなかいい調子。

そうは言っても お兄ちゃん、自分でなんでもして欲しいし、出来るようにもなってるし、こちらにも用事があるし。
自分でっていうならそういう時もあるよね。って思うこともありますよね。
それが必要な時もあります。

残念ながら今回は見せかけの「一人で～」が湧き出てきた日でした。
私がママに手伝ってもらうよう促そうとしたところ、その前に
お隣にいたママが、「お兄ちゃんの背中がさみしそうだよ」とひとこと。 
ママも「おお、そうかそうか」と気づきお兄ちゃんはママのお膝へ。

その時のお兄ちゃんのこぼれる様な笑顔といったら。
二人の体も表情もふんわり柔らかくなって、思い出すだけで私の涙が出てきます。
うれしいね。心が柔らかくなるね。また一歩親子が寄り添った瞬間に立ち会わせていただいた感じがしました。
ママも一緒に育ちなおしをしているような感じです。

ヒトの意見に耳を傾け、素直に受け取れる、やってみようと実行できるママも、
ヒトの家の事、別に言わなくても過ごせるかもしれない、けれどママに一言声をかけてくれたママも
とっても素敵。輝いていました。

自分の事や自分の家族の事ってなかなか気付かないもの、気付いてもふたをしてしまうこと、
まあいいか、とそのまま通り過ぎてしまうこと、後に引けなくてどうにもならなくなること
あるかもしれません。（もちろん私も）
そんな時に気づかせてくれる、止めてくれる、かわりにフォローしてくれる仲間や家族、もう一人の自分がいると素敵です。

ヨガの語源は「結びつける」「つながる」。
自分自身の心とつながる、身体とつながる、呼吸とつながる、
親子がつながる。
横のつながり、斜めのつながりにもなるきっかけになるとうれしいな。
そして、みんなで子育てしていきましょう。

私も近所のおせっかいおばさんのような、ママと子どもたちのフォロー役、なれたらいいなと思っています。 

ナマステ